犬飼ターボさんの著書『トレジャー 成功者からの贈り物』は、ぼくがとても影響を受けた本の一つ。超おすすめのビジネス本です。

犬飼ターボさんは若くしていくつかのビジネスを立ち上げ、経営者や慈善事業家として成功したあと、現在はおもに作家として活動している人です。「ビジネスの成功」と「人生の成功」を両立させる生き方を広める活動が、犬飼さんのライフワークなのだそうです。
ちなみに犬好きで車好きなので、ペンネームが「犬飼ターボ」とのこと。
この本からぼくが学んだ【大切なこと】を3つご紹介したいと思います。
ビジネスとは他人を喜ばせること

「ビジネスとは他人を喜ばせること。」
これは、ぼくが犬飼さんから学んだ最大の教えです。
ぼくは【リサーチ会社ライケン】を立ち上げるまで、およそビジネスらしいことを何もしてきませんでした。
研究者や国家公務員だった時は国からお金をもらって働き、教師になってからは学校の運営母体からお金をもらっていましたので、「お客様からお金をもらう感覚」がまるでなかったのです。
だから自分のビジネスを立ち上げた時、ある致命的な間違いをやってしまいました。
それは、「自己満足な制作」という間違い。
簡単にいうと、「他人の満足を考えずに、ただ自分が作りたいものを作っていた」ということです。
犬飼さんの本のおかげで、ぼくはこの間違いに気づくことができました。
自己満足ではなく、他人を喜ばせること
ところで、犬飼さんによると、ビジネスにはいくつかの段階あるそうです。
- :お金をもらうことに抵抗がある。あるいは他人を喜ばせることに興味がない。自分が楽しめることでビジネスをしようとする。
- :お金を稼ぐことが最重要課題。手段は二の次。
- :質の高い経営手法が最重要課題。お客様よりも競合他者に意識が向いている。
- :お客様を喜ばせることが最重要課題。スタッフの犠牲はやむを得ない。
- :スタッフも喜んで働けることが最重要課題。経営者の自己犠牲・孤立・過労は仕方がないものとする。
- :経営者自身も含め、関係者全員が満足することが最重要課題。
このような段階を踏んで、ビジネスが成熟していくわけですね。
で、起業した時にぼくがどの段階だったかというと、当然1の「準備段階」だったわけです。
「お金をもらうことに抵抗がある。あるいは他人を喜ばせることに興味がない。」
まさしくぼくはこの状態でした。
この状態って、つまりは「稼げない」ということです。
なぜなら、お金をもらうには他人に喜んでもらう必要があるからです。
ぼくにとってこれは、本当に【目からウロコ】の大発見でした。
ライケン社のコンテンツを見直してみると
リサーチ会社ライケンを立ち上げた当初、ぼくが作っていたコンテンツは、自分が得意な分野のリサーチ記事や映像ばかりでした。
しかも文章が硬い。面白くない。学術論文や仕事の報告書みたいな記事を書いていたんですね。
完全なる自己満足だったと思います。読者像が見えていなかった・・・。
それでも読んだり観たりしてくれる人はいたのですが、なかなかアクセス数が伸びない。
そして収益に繋がらない。
犬飼さんの本を読んだ後、ぼくはこのように自問しました。
「ライケンのWEBコンテンツは、誰かを喜ばせているだろうか?」
ホームページや映像コンテンツを見た人が、「あー見てよかったな」とか、「ちょうどこれ知りたかったんだよね、ありがとう!」みたいに喜んでくれているのか。
この点を自問し、集中して改善することにしました。
そうすると・・・。
・・・本当に効果があったんです!
制作したWEBコンテンツに対してコメントがもらえるようになり、読者・視聴者から「悩みが解決した」とか「本当にいい話を聞くことができた」などの嬉しい反応が返ってくるようになりました。
そしてWEBコンテンツへのアクセスも増え、商品も売れるようになり、ようやく「ビジネスらしく」なってきたのです。
具体的にコンテンツ内容をどう変えたのか
具体的にどう変えたのか? それは企業秘密です。
・・・というのは冗談で^^、やったことはとてもシンプル。
当社のWEBコンテンツを通して、出来るだけ読者・視聴者の悩みが解決するようにしたのです。
ぼくは色々考えた結果、「ライケンのWEBコンテンツを見て悩みが解決されれば、喜んでもらえる!」というところに行き着きました。
それからというもの、記事を書くにも映像を制作するにも、「他人の悩み」を出来るだけ拾い上げて、その悩みが解決されるような内容にしました。
結果は上記の通りです。
こうして無事に「自己満足」なコンテンツを卒業することができ、他人を喜ばせることにフォーカスすることができるようになったのでした。
関係者全員が満足する「第3案」が必ず存在する

続いて、犬飼ターボさんから学んだビジネスの秘訣その2。
「関係者全員が満足する「第3案」が必ず存在する」です。
この話も詳しく語ると長くなるので、今回はさらっと行きます。
まず、人間の成長段階として以下の7つを頭に置いておいてください。
- あきらめて生きる人
- 快楽を求めて生きる人
- 社会適応して生きる人
- 自分軸を持って生きる人
- バランスをとって生きる人
- ビジョンを持って生きる人
- ミッションに向かって生きる人
ぼくたちは第1段階から第7段階に向かって成長していきます。
そして、成長の途中で壁にぶつかると逆戻りして、同じパターン(下の段階)を繰り返してしまう・・・。
まあそれはさておき、今日お話ししたいのは第5段階の「バランス」です。
「自分がどう生きたいのか」を自覚できるようになったら、次に「自分のやりたいこと」と周囲とのバランスを取ることが必要になってきます。
そこで障害になるのが、他人の存在です。他人は他人で、いろんな主張をしてくるわけです。
「自分がどう生きたいのか」を持っているなら、当然周りの人の主張とぶつかります。
その時あなたはどうするか。
相手は会社の上司かもしれませんし、同僚かもしれませんし、配偶者かもしれません。
あなたが我慢するなら、第3段階の「社会適応」に逆戻りです。我慢しながら上手くやっていくことでしょう。
あるいは、あなたがその問題から逃げ出して現実逃避するなら、第2段階の「快楽」に逆戻りします。逃げた先から戻ってきて、また「社会適応」から始めることになります。
もしあなたが「自分のやりたいこと」を押し通して相手に我慢させるなら、第4段階の「自分軸」から先に進めません。相手は不満を募らせ、いずれあなたの敵になるでしょう。
ではどうすればいいのか。
自分も相手も満足する「第3案」を考えるのです。
これが「バランスをとって生きる」ことです。
そして犬飼さんが言うには、そのような「第3案」は必ず存在します。
「第3案」の存在を信じてあきらめずに探し求めることが、今のぼくに必要なことだと強く思っています。
ビジョンはチーム全員で共有し、方法論は個人の裁量に任せる

最後に、3つ目の教え。
「ビジョンはチーム全員で共有し、方法論は個人の裁量に任せる」です。
【リサーチ会社ライケン】はスタッフを雇っていないので(2019年1月現在)、3つ目のこの教えについては、ぼくが理科教師として勤務しているインターナショナルスクールで実践してきました。
うちの学校はとても自由な校風で、教師もそれぞれが「教育専門家」として自由にやっています。
いわゆる校長や教育委員会からの「トップダウン方式」の縛りがない学校なんですね。
この学校でぼくは2018年度から教務主任となり、一応は中間管理職的な立場になりました。(行政職を執り仕切る校長先生はいましたが、教頭先生はおらず、教務主任が教育職の管理職でした。)
ぼくたちは2018年度を始めるにあたり、教師みんなで学校の理念を再確認し、「目指すべき人間像」を全員で作りました。
「目指すべき人間像」とは、「こんな生徒に育ってほしい」と言う教育の目標を明文化したものです。これがぼくたちの「ビジョン」でした。
そして、「目指すべき人間像」とカリキュラムを結びつけることで、「教育理念」「目指すべき人間像(=教育目標)」「実際のカリキュラム(=日々の活動内容)」が一本の筋で結ばれます。これで新学期の準備はOK。
ここまで準備をしたら、あとは各先生方の裁量にお任せです。この「お任せ」が、犬飼ターボさんに教えられた大事な教えです。
ビジョンはきっちり共有する。だけど、方法論は個人の裁量で。
犬飼さんのこの教え。ぼくの場合は教育現場での実践でしたが大いに役立ちました。
きっとビジネスの現場でも効果を発揮することでしょう。
ちなみに、ぼくが心がけたのは次のようなことです。
- 細かい縛りはなし
- トップダウンもなし
- それぞれの得意分野に執着してもらう
- アイデアを自由に出せる雰囲気
- 先生を大切にする
終わりに
犬飼ターボさんから学んだ3つの【大切なこと】、いかがだったでしょうか? もう一度まとめますね。
- ビジネスとは他人を喜ばせること
- 関係者全員が満足する「第3案」が必ず存在する
- ビジョンはチーム全員で共有し、方法論は個人の裁量に任せる
冒頭で紹介した著書『トレジャー 成功者からの贈り物』には、この他にもたくさんの成功の秘訣が記されています。本当に、超オススメの一冊。
その他、犬飼ターボさんの本で特にオススメなのは、以下の2冊です。『トレジャー』が気に入った人はこちらもチェックしてみてください。『トレジャー』と合わせて、犬飼ターボさんの【3部作】です。
犬飼ターボ『チャンス 成功者がくれた運命の鍵』
犬飼ターボ『ドリーム 成功者が教える魂の富の作り方』
それでは今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。








