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「夢を持って自分自身の人生を生きる」というコンセプトのもと、これまでいろんな話をしてきました。

 

まず、主体的な人の思考を身につけて、自分で自分の人生を切り開いていく準備をすること。自分にはその力があると知ること。

次に、ミッションステートメントを書き、「どう生きたいか」を明文化すること。今までやっていなかった「重要なこと」を見極めて、やってみること。

そして、ミッションステートメントに従って行動を選択しながら、「本当にやりたいこと」を少しずつ発見していくこと。「一生の仕事」を大学生で決める必要はないと知ること。

 

こんな流れでしたね。

今日は、「本当にやりたいこと」を一生続けていくために必要な、お金の話です。

 

 

いくら「やりたいこと」が見つかっても、食べていくことができなければ、一生続けることはできないですよね。どこかで諦めて、方向転換しなくてはならない。

早い人だと大学で夢を諦めてしまって、就職活動をする段階ですでに「食べていける仕事」を探しています。

 

また、ある人は大学卒業後も夢を追って制作活動などを続けますが、食べるためにアルバイトをし、結局は食べていけなくなって普通の事務職なんかになる。
こういうケースは、芸術系の人で多いかもしれません。

 

大学のうちに「やりたいこと」が見つかっても、それを一生続けていくことは簡単ではありません。
生きていくには、どうしてもある程度のお金が必要だからです。

 

そこで、自分自身の経済基盤を持つことが大切になってきます。
「自分でお金を稼ぐ方法」を身につけるのです。

 

 

少しわかりにくいかも知れないですね。

別の角度からもお話ししたいと思います。

 

「学歴が高い人ほど、将来お金に困るようになる。」

このように話すのは、ベストセラー書籍『 金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキさんです。

 

ここで言う「学歴が高い」とは、いわゆる難関大学出身者と言う意味ではなくて、中卒や高卒と比べた時の、大卒、大学院卒のことを言います。(アメリカではこう言う認識なんですね。)

例えば中卒の人と比べれば、大卒などの学歴が高い人って、基本的には給料も高いですよね。

 

社会一般にはいまだに学歴が重視されていますので、学歴が高い人ほどいい仕事に就きやすく、お金も多く稼ぐようになります。
専門知識や専門技術を身につけている分、他の人と差別化できるからですね。

学歴と生涯年収の相関関係を示した折れ線グラフは、あなたも見たことがあると思います。

 

では、ロバート・キヨサキさんの言う「学歴が高い人ほど、将来お金に困るようになる」とはどう言う意味でしょうか?

何だか矛盾しているように聞こえますね。

順番に説明していきたいと思います。

 

 

まず、学校の勉強とお金の勉強は、違います。

いくら学校で勉強しても、お金の扱い方とか「将来お金に困らない方法」については、全くと言っていいほど学びません。

学んだ記憶、ありますか?

 

経済の勉強は少しだけするかも知れません。

でも、お金の貯め方、投資の仕方、節税の方法、お金が世の中で果たす役割、お金の未来、仮想通貨などなど、実際の生活で関わってくるお金の扱い方については、学んでいないのです。

 

だから、何の準備もなしに、その時がきたらいきなり実践です。

「家を買おうか。じゃあ不動産屋に相談に行こう。これは資産になるのかな? 将来の価値はどうかな? 家を買う前に他に使うべきお金はないかな? ローン35年って、みんなやってるけどおかしくない?」

「俺も年収700万円以上あるんだから、そろそろ株式投資でも始めるか。えーと、銀行に相談にいけばいいのかな? 投資信託が安心そうだぞ。リスクがないのがいいよね。でも、こんな金利で資産増えるのかな。海外投資がいいんじゃない?」

 

まあ、その時がきて、猛烈に勉強すればある程度何とかなるのかも知れません。

でも、ロバート・キヨサキさんは、なるべく早いうちに、できれば子どもの頃から、お金の教育は必要だと言います。

将来お金に困らないためにすべき最重要事項、「本物の資産の形成」には、じっくり腰を据えた長い準備が必要だからです。慣れとか、勘とかも含めて。

 

さて、高学歴の人はどういう状況かと言うと、お金の勉強をしないまま約22年間過ごしてきた人です。大卒ならそうですよね。

では、もっと学歴の高い人、例えば大学院の博士課程まで勉強した人だとどうでしょうか。
最短でも27歳。普通はそれ以上です。
ですから、約27年間お金の勉強をしていない状態で社会に出る、ということです。

 

そして、社会に出てからも、高学歴の人はお金の勉強をしません。
自分の専門知識と専門技術に対してお金を払ってくれる人がいるので、自分でお金を稼ぐ方法を考えなくていいからです。
自分は自分の得意なこと(専門分野)だけやっていればいい。

 

 

さあ、これでだいたい分かってきたんじゃないでしょうか。
高学歴の人が、いかにお金の勉強をせずに人生を送っていくか。

そして、高学歴の人はなまじ収入が多いので、浪費する機会も増えます。
車を買ったり、家を買ったり、付き合いで高級な外食をしたり。
その結果、お金のことに疎いので計画が狂ったり、使い過ぎたりします。

 

それに比べ、中卒、高卒の人は、社会に出てから非常に厳しい立場でお金を稼ぐことが強いられます。
だって、専門知識も専門技術もないから、下っ端として全部自分でやらないといけないから。

 

だけどその分、世の中のことがよく分かってきます。
どうすれば自分は食いっぱぐれずに生きていけるのか。
そうして、高学歴の人よりもはるかに高いレベルのお金感覚を身に付けるようになっていきます。
こういうお金の知識を、ファイナンシャル・リテラシーとも言います。

 

 

とはいえ、ぼくはあなたに、大学辞めてすぐに働けというつもりは全くありません。
高卒の方が優っていると言ったのは、高学歴の人があまりにもお金の勉強をしないので、相対的に優っている、というだけです。
大卒のあなたがしっかりお金の勉強をすれば、もっといいわけです。
専門知識や専門技術がある分、もっと経済的に豊かになれるでしょう。

 

お金の勉強の中身については、映像シリーズ『大学生に聞いてほしい、人生を動かす5つの話』の【動画4】で詳しく解説しています。
これから一緒に学んでいきましょう。

 

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