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中高生のみなさん、社会人のみなさん。

本、たくさん読んでいますか?

 

私が勤務する学校では、毎朝読書の時間があったり、校内で多読賞が設けられていたりして、日頃から本を読む機会が多いです。

本が好きな人は日頃から読んでいると思いますが、そういう人でも、月何冊ぐらい読んでいるでしょうか?

 

月に5冊くらい?

それとも月に1冊ペース?

たぶん月に1冊でも読めていれば、よく読んでいる方だと思います。

 

しかし……。

もし読書の恩恵を十分に受けたいなら、最低でも月に4〜5冊は読まないといけません。

年間50冊以上のペースです。

そして、冊数に加えてどんな本を選ぶかが重要になってきます。

学歴より大切な生涯学習

私は堀紘一さんの『自分を変える読書術』という本を読んで以来、読書の大切さが身にしみてわかり、戦略的な読書を実践するようになりました。

堀紘一『自分を変える読書術』(SB新書,2015年)
堀紘一『自分を変える読書術』(SB新書,2015年)

この本は、ドリームインキュベータ社の会長である堀紘一さんが自分の読書術を紹介したものです。

 

私たちはよく、難関大学の出身者を「高学歴者」と呼び、よく勉強ができる(=よく仕事ができる)頭のいい人だと思いがちです。

ですが、著者の堀紘一さんは、「高学歴者=仕事のできる人」ではないと言います。

学歴は、大学卒業後にどれだけ勉強を続けるかで、簡単にひっくり返るものなのです。

 

その秘訣は何でしょうか。

秘訣は、一生涯、勉強をし続けることです。

 

著者からの提言ですが、特に中高生のみなさんが自分の才能を活かして世の中で十分に活躍したいならば、勉強は一生続けるものと心得てください。

そして、一番続けやすく実りも多い勉強方法が、読書なのです。

 

学生のうちは1年で100冊、大人になってからも1年で50冊は本を読みましょう。

このようにして著者は、60代70代になっても社内で重んじられ、どんな若者よりも優れた経営手腕を発揮し続けているそうです。

学生のうちは1年で100冊!

最低でも1年で50冊、学生のうちは100冊……。

すごいですよね。1年で100冊読むには、月に8〜9冊のペースです。1週間で2〜3冊。

 

私は随分と歳をとってから読書の重要性に気づいたので、「学生のように1年で100冊を目指そう!」と気合を入れてがんばり始めました。

それでも、年間60冊前後というところです。

 

そして、私はこれまでの人生で一体何冊くらいの本を読んできたのかが気になって、思い出す限りの本を思い出してカウントしてみました。

その結果、300冊ちょっとでした。

35歳までに300冊程度です。

 

13歳から35歳までの22年間で読んだと考えると、年間13〜14冊。

けっこう本が好きな方だと思っていたのですが、全然足りなかったです。

戦略的な読書術

さらに著者の堀紘一さんは、戦略的な読書方法を紹介しています。

ただ漠然と本を読んでいても、自分の才能を伸ばすことにはなりません。
どんな本を選ぶかが重要です。

 

自分の専門分野(中高生なら進路に関係した分野)が4割、小説が3割、その他の本が3割、つまり、4:3:3の比率でバランスよく読むと良いそうです。

私の場合、専門分野は「地学・生物学」と「教育方法」で、これらが4割になります。

 

堀紘一さんの読書術を実践する以前の私は、読書の内訳を見ると小説が圧倒的に多かったです。

大学院の博士課程まで勉強したのに、専門分野に関する本は大して読んでいませんでした。

どちらかというと「本好き」だったのに、読書の恩恵を仕事で実感できていなかったのは、冊数の少なさももちろんあるとは思いますが、このバランスの悪さが大きな原因だったと思います。

特に専門分野が少なかったです。

 

それで、現在は意識的に専門分野とその他の本(小説以外)を読んでいます。

その効果は目覚ましいものでした。

知識の幅が広がり、深くなり、文章を書くことが上手になり、話題も豊富になりました。

特に「教育方法」の本を今までほとんど読んで来なかったので、生徒との接し方や子どもの抱える問題など、本当に多くの貴重なことを本から学べました。

成長を実感できる

この読書術のすごいところは、自分の成長を実感できるところです。

今までほとんど本を読んで来なかった人は、4~5冊読んだだけでも知識の広がりを実感できます。

10冊、20冊、戦略的にバランスよく読み続けてください。

きっと新しい世界が開けるはずです。

 

特に中高生のみなさんに、良い刺激になればと思います。

読書がみなさんの才能を広げ、みなさんが、将来たくさん活躍する一人一人へと成長していくことを願っています。

参考になる図書

 

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