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口内炎ができる代表的な病気

口内炎は珍しい病気ではなく、多くの人がその痛みを経験していると思います。

しかし、人によっては口内炎が悪化し、痛くて我慢できなくなることもあります。

患部が直径1センチメートル以上に広がったり、2週間以上経過しても治らなかったり。

 

このような症状になった場合には、他の重大な病気が原因で口内炎になっている可能性があります。

ですので、口内炎は決して軽く見てはいけない病気です。

 

今回は、口内炎がひどくなった場合に疑われる重大な病気について、一般的な口内炎の症状と比較しながら整理したいと思います。

アフタ性口内炎

一般的な口内炎です。

斑状の患部で、中心部分が白っぽく、周囲が赤く腫れます。

(このような斑状の患部を「アフタ」と呼んでいます。)

 

大きさは直径1センチメートル以内で、通常は1〜2週間ほどで治ります。

2〜3個が集まって現れることもよくあります。

 

ストレスや寝不足などから来る免疫力の低下がおもな原因と言われています。

まずはよく休むことが大切です。

他に、ビタミンB群(B1、B2、B6など)を補給することや、口の中を清潔に保つことも有効です。

ヘルペス性口内炎

発熱を伴う口内炎の場合には、ペルペス性口内炎が疑われます。

口の中に多数の水疱ができ、その場所が赤く腫れて強い痛みが出ます。

口の中だけでなく唇の周りなどにも発生します。

 

ウィルス性の病気なので、このような症状が現れた時にはすぐに病院に行きましょう。

痛みが強く、高熱が出ることも多いので、症状を和らげるためにも専門医の診療が必要です。

 

ヘルペスウィルスはおもに乳幼児が感染するウィルスです。

一度感染すると、口内炎の症状が収まった後も体内に潜伏し、大人になってからも疲れや体調不良などが原因で再発します。

 

人から人へ、モノから人へと感染するため、家族や身近な人がヘルペスウィルスを持っている時は、感染しないように特に注意が必要です。

食品、食器、タオルなどは分けるようにしましょう。

 

また、ペルペスウィルスに感染してしまった場合は、他の人に広めないように、完治するまで病院で治療を受けるようにしましょう。

カンジダ性口内炎

口の中に白い苔(コケ)のようなものが見られる場合には、カンジダ性口内炎が疑われます。

この種類の口内炎は、口の中でカンジダというカビ(真菌)が過剰に繁殖することで起こります。

 

痛みはほとんどないのですが、軽く見ずにすぐに病院に行きましょう。

カンジダ性口内炎の怖いところは、背後に重大な病気が隠れているかもしれないという点です。

 

健康な場合には口の中の菌のバランスが保たれているので、カンジダが過剰に繁殖することはありません。

つまり、カンジダ性口内炎になるということは、相当に健康状態が崩れているという証拠でもあるのです。

疑われる重大な病気としては、糖尿病や血液の疾患、ガンなどがあります。

ベーチェット病

アフタ性口内炎が頻繁に再発する場合には、ベーチェット病という難病の疑いがあります。

口内炎のほか、皮膚症状や眼症状なども併せて見られます。

この病気は、発見者であるイスタンブール大学(トルコ)のベーチェット教授の名前にちなんで病名がつけられました。

 

初期症状としては口内炎が最も多いですが、進行すると非常に多様な症状が現れます。

ベーチェット病は治療が難しく、後遺症が残る可能性も高い難病です。

 

原因は現在も不明ですが、遺伝的な要素を含む何らかの原因で白血球の機能が過剰となり、発症すると考えられています。

口腔ガン

口内炎の患部がいびつな形になり、しこりができたりひどく変色したりする場合には、口腔ガンが疑われます。

 

まず、舌や歯ぐきの一部が鮮やかな赤色に変色し、痛みがあるものを紅板症(こうばんしょう)と言います。

紅板症はすでにガン化している可能性が高い症状で、ガン化していなくても50%がガン化すると言われています。

 

次に、舌や頬、歯肉の一部が白くなり、白い部分が厚く盛り上がって、部分的に欠損したり「しこり」になったりしているものを白板症(はくばんしょう)と言います。

白板症はこれからガン化する可能性が高い症状で、組織を取って検査する必要があります。

おわりに

簡単に見てきましたが、口内炎にはいろんな種類があって、中には放っておくと大変な病気に発展するものもあります。

目安として、2週間くらい様子を見ても治らない場合は、病院でちゃんと診てもらわなければなりません。

 

特に口腔ガンは早期発見が重要です。

口内炎の正しい知識を持って、早めに対応するようにしましょう。

参考文献

 

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