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「第4次産業革命」という言葉が日本でも聞かれるようになったのは、
2014年ごろのことです。

 

・・・えーと。

「何それ?」という声が聞こえてきそうなので、ちょっと復習。

  • 第1次産業革命:蒸気機関による機械化(18世紀半ば〜19世紀)
  • 第2次産業革命:電気エネルギーによる大量生産(19世紀半ば〜20世紀)
  • 第3次産業革命:コンピュータによる機械の自動化(1970年代〜2000年代ごろ)
  • 第4次産業革命:IoTによる機械の自律化(2010年代〜)

 

第4次産業革命とは、IoT(Internet of Things; モノのインターネット)によってもたらされた現在進行形の革命です。

スマートフォン、ウェアラブル端末、電子黒板、カメラなど、あらゆるモノがインターネットによって「サイバー大陸」につながるようになり、経済活動の姿が大きく変わってきました。

「サイバー大陸」とは、インターネットの向こう側の世界のことです。

 

そして、IoTの発達は、機械のAI化を意味します。

AI(Artificial Intelligence)、すなわち人工知能ですね。

インターネットに繋がったモノたちは、大量のデータ収集・解析を通じて自らの判断力を獲得していきます。

これが、新しい時代の経済活動の特徴になってくるわけです。

 

 

さて、本題。

第4次産業革命は、ぼくたちの人生にどう関わってくるんでしょうか。

 

あなたも、有名になったオックスフォード大学の若き准教授、マイケル・A・オズボーン博士の次の言葉を聞いたことあると思います。

(AIによって)今後20年間ですべての仕事の47%が自動化される可能性がある。

(Frey & Osborne, 2013)

 

これを聞いたメディアは、こぞって「近い将来、今ある仕事の半分弱はなくなる!」と彼の研究成果を報道しました。

2013年の20年後ですから、2033年ごろですね。

 

オズボーン博士の言葉は、センセーショナルな上記の部分だけが一人歩きしてしまった感があり、本当は他の研究者の意見も合わせて総合的に未来予測する必要があると思います。

ですが、少なくとも将来において、今の仕事がどんどん減っていくであろうことは想像できるわけです。

 

「仕事が減っていく・・・。」

 

これを聞いて、あなたは何を思いましたか?

即座に、「失業する確率が高くなる!」と考えたでしょうか。

あるいは、「就職がもっと困難になる」とか。

 

ある種の職業に就いている人にとっては確かにその通りかもしれませんが、これから就職するあなたにとっては、このような心配はあまり当てはまりません。

なぜでしょうか?

 

考えてみてほしいのですが、今ある仕事がなくなるということは、裏を返せば、新しい仕事がどんどん生まれてくるということです。

だから、新しく生まれてくる仕事に適応できる人間になれば、失業もしないし、就職が難しくなることもありません。

 

つまり、ぼくたちが本当に心配しなくてはならないのは、「新しく生まれてくる仕事に適応できるかどうか」です。

 

決して、世の中の動きに迎合しろと言うつもりはありません。

そうではなく、世の中の動きに的確に応答し、あなたが生きている「今」という時代において、あなた自身の人生をどう歩んでいくか。

それを考えてほしいし、その力を身につけてほしいと思っています。

 

 

残念ながら、時代の流れは個人レベルで変えられるものではありません。

第4次産業革命という大きな波は、良い・悪いに関わらず、必ず世界中の人を覆い尽くすことになります。

 

環境は変えられない。

これは厳然たる事実です。

 

でも、ぼくたちは変わることができる。

自分を適切に変えられる柔軟性を持って、新しい時代の波の中で、自分自身の人生を思いっきり生きていってほしいと思います。

 

(自分らしい生き方を実現するための具体的な方法については、こちらの講義映像で詳しく紹介しています。)

 

参考文献

C.B. Frey, M.A. Osborne (2013) The future of employment: How susceptible are jobs to computerisation?

 

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