写真が美しいと好評です！
鉱物の細部がよくわかるクローズアップ写真の数々は、本のページから浮き出てくるような臨場感。そんな美しい鉱物たちの魅力を、専門用語を極力使わずに普段の言葉で解説しました。
ポケットサイズの文庫版ながら、掲載している標本数はなんと160点。手軽に持ち運べるので、ミネラルショー（展示即売会）のお供にも最適です。
「はじめに」より
鉱物は眺めるだけでも十分に魅力的であり、自然が生んだ造形美を存分に楽しむことができますね。本書はそこから読者をもう一歩深く、知的な「知る楽しさ」へと案内する鉱物学の入門書です。
見た目の美しさに感動するだけでなく、色や形に秘められた意味、産地や生い立ち、稀少で高価な理由など、鉱物にまつわる様々な「ふしぎ」にも感動してもらえたらと思います。
本書では、「写真の美しさ」「平易な解説」「読み物としてのストーリー」の3つに特にこだわりました。各鉱物の美しい表情を引き出すために著者自身が標本の一つ一つを撮影し、科学が苦手な人、あるいは鉱物の基礎知識がない人でもスラスラ読める平易な文章を心がけ、さらに読み物としても楽しめるよう、鉱物どうしを互いに関連づけながらストーリーのある構成にしています。
本書が鉱物の魅力を奥深く知る、新たなきっかけになれば幸いです。
サイエンスコミュニケーター／写真家 渡邉克晃
ページ見本
著者プロフィール
渡邉 克晃（わたなべ かつあき）
サイエンスコミュニケーター。地質・鉱物写真家。1980年三重県生まれ。広島大学にて博士（理学）の学位を取得後、物質・材料研究機構（NIMS）、東京大学地球生命圏科学グループ、原子力規制庁技術基盤グループにて地球科学分野の研究に従事し、2020年より現職。著書に『美しすぎる地学事典』（秀和システム）、『もしも、地球からアレがなくなったら？』（文友舎）、『地学博士も驚いた！ヤバい「地球図鑑」』（青春出版社）がある。「富士フォトサロン新人賞2006」受賞。
Webサイト「地学博士のサイエンス教室 グラニット」
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本書の目次
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©︎2022 Katsuaki Watanabe
