今月(2026年9月)19日(土)に、新潟県糸魚川市のフォッサマグナミュージアムで講演します。特別展「瑠璃の宝石展」のオープニングイベントでの登壇で、タイトルは「瑠璃の宝石公式図鑑の著者が語る“マイストーン”の見つけ方」です。たっぷり90分しゃべります。お近く(?)の方はぜひ。

硬い話ではなく、誕生石とか星座石とかも出てきます。あとパワーストーンの物理学的な理解についても少し。

ヒスイ国石認定10周年記念 -瑠璃の宝石展-
https://fmm.geo-itoigawa.com/blog/ruri-rocks-in-itoigawa10th/

最近の活動

講演でも少し話す予定なんですが、最近の活動として、宝石鉱物の固有振動パターンを測定する方法を模索しています。いわゆる「波動測定」なるものを、まじめに物理学的にやりたいという試みです。

測定したい項目は、

  • 原子の振動パターン(位相、振幅、波長など)
  • 磁界への反応(軌道磁気モーメント、スピン磁気モーメント)
  • 原子の極性(電子の偏り)

といったところです。

測定の動機

なぜこんなことをやっているかというと、天然宝石と人工宝石の区別がどんどんわからなくなってきている中、その判別に使えないかという意図があるからです。

期待される成果

もしうまくいけば、

  1. ダイヤモンドテスターでも区別できない天然ダイヤとラボグロウンダイヤを区別できるようになる。
  2. ミネラルショーで出回っている海外の「天然石」が、本当に天然かどうか判別できるようになる。
  3. 良い鉱山をもつ国(天然石が取れる国)が、自国の天然資源の価値を正しく評価してもらえるようになる(競争優位になる)。
  4. 天然石をパワーストーンとして使いたい人にとって、天然石であることの証明ができるようになる。(例えば、天然水晶、水熱合成水晶、溶錬水晶、ただのガラス、が区別できるようになる。)

などの成果が期待できます。

人工宝石をお持ちの方を探しています

そんなわけで、まずは既存の装置を使った測定を試みようとしています。

ただ、私と一緒に活動している人たちは基本的に天然石しか扱っておらず、「天然石と人工石の比較」に必要となる人工石が、実はほとんど手元にありません。

そこで、もしこういう活動に関心のある石屋さんやジュエリーショップ、あるいは個人のジュエリーコレクターの方で、「人工石の測定に協力してもいいよ」という方がいらっしゃいましたら、こちらの問い合わせフォームからご連絡いただけないでしょうか。

最後に一言

このプロジェクトは、国籍も住む場所も違う3人でスタートし、徐々に協力してくださる方が増えてきているところです。ジュエリー・天然石業界にとって、天然かどうかは非常に大切な部分です。

宝石店の友人によると、「天然石を販売したら、クレーム返品の際に人工石にすり替えられ、そのことに販売店すら気づけなかったという事例をよく聞く」とのこと。なんとかしたいところです。ご協力と応援、ぜひぜひよろしくお願いします!