黄鉄鉱(パイライト)の基本的な結晶形は立方体・八面体・五角十二面体 更新日:2025-01-04 鉱物 鉄と硫黄からなる黄鉄鉱は、立方体や八面体、五角十二面体などの美しいフォルムを示すことで知られる、真鍮色の鉱物です。写真の標本は不規則な塊状(かいじょう)で産出したものですが、特に立方体の黄鉄鉱の標本は、原子の並び方が結晶 […] 続きを読む
豊富な色合いと2種類の発光現象を持つ鉱物、蛍石(フローライト) 更新日:2025-01-04 鉱物 透き通るガラス光沢が美しい蛍石は、色のバリエーションが豊富。写真のような濃い緑のほか、紫や薄ピンク、黄、青緑、青などがあり、色の濃さもさまざまです。ただし蛍石の本来の色は無色で、これらの色合いは結晶中の原子の並びのちょっ […] 続きを読む
足尾銅山の銅鉱石 Chalcopyrite, Ashio Copper Mine, Tochigi Pref.(栃木県日光市足尾町) 更新日:2025-01-04 鉱物 黄銅鉱(おうどうこう)と呼ばれる銅の硫化鉱物の一つで、英語名はキャルコパイライト(chalcopyrite)。黄鉄鉱(pyrite)よりも黄色味が強く、黄金色に近い色合いです。 黄銅鉱の周りにある白っぽい鉱物は石英(水晶 […] 続きを読む
紫色の原因は微量の鉄と不安定な電子。石英の変種、アメシスト(紫水晶) 更新日:2025-01-04 鉱物 水晶(石英)に微量の鉄が含まれると淡い黄色になりますが、そこに自然由来の放射線が作用することで、紫色の「紫水晶(アメシスト)」ができ上がります。放射線によって紫色になるなんて、不思議ですね。しくみとしては、放射線の作用で […] 続きを読む
金鉱山のでき方はわかっても、金のでき方はわからない 更新日:2023-01-10 鉱物 「地球上に存在する金(ゴールド)がどうやってできたのか、いまだにわからない」 このようなことを言うと、ちょっと意外に感じるかもしれません。 なぜなら、金のでき方として、「マグマから放出される熱い地下水に金が […] 続きを読む
黄金の国ジパングは今も健在。世界最高品位の金を産出する菱刈鉱山 更新日:2023-01-10 鉱物 マルコ=ポーロが伝えた黄金の国ジパング 13世紀末、イタリアの商人マルコ=ポーロの『東方見聞録』で、日本が「黄金の国ジパング」としてヨーロッパに初めて紹介されたという話は有名です。 『東方見聞録』の中でジパ […] 続きを読む
古墳の壁画から江戸時代の名画まで。鮮やかな色彩を生み出す石の粉 更新日:2023-01-10 鉱物 高松塚古墳の壁画を彩る岩絵具 石室の壁に描かれた色鮮やかな女子群像が有名な、奈良県の高松塚(たかまつづか)古墳。 藤原京に都があった時代(694年~710年)に造られた古墳で、極彩色の壁画が発見されたのは1 […] 続きを読む
爪よりも軟らかい不思議な石たち。滑石と葉蝋石は粘土鉱物の集合体 更新日:2023-01-10 鉱物 石には硬いイメージがありますが、中には人間の爪よりも軟らかいちょっと変わったものもあります。 その代表が、粘土でできた滑石(かっせき)と葉蝋石(ようろうせき)。 どちらもロウソクのようなすべす […] 続きを読む
放射性廃棄物の地層処分では、粘土の壁が強力な「閉じ込めバリア」に 更新日:2023-01-12 鉱物 「核のゴミをどうするか」問題 原子力発電に賛成の人も反対の人も、必ず考えなければならない問題があります。 それは、原子力発電所から出た放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」をどう処分するか、という問題。 これか […] 続きを読む
化粧品にも粘土は欠かせない。乳液、ファンデーション、泥パックなど 更新日:2024-11-02 鉱物 粘土がなくては化粧品の半数以上は作れない 粘土というのは、一般には粘り気のある土のことですが、地質学では「粘土鉱物」と呼ばれる微細かつ層状の一群の鉱物のことを指します。 よく知られているように、化粧品にも粘土(粘土鉱物) […] 続きを読む
カラー刷りの光沢紙、意外と重いのは粘土が塗られているから 更新日:2023-01-10 鉱物 光沢紙の重さは上質紙の1.3倍以上 スタイリッシュでおしゃれな雑誌、企業のカタログやパンフレット、学校で使う資料集や教科書など、フルカラーの印刷物をちょっと思い浮かべてみてください。 表面がツルツルで、光沢 […] 続きを読む
粘土あっての陶磁器、陶磁器あっての日本文化。粘土は貴重な天然資源 更新日:2023-01-10 鉱物 陶磁器の原料としての粘土 キメの細かい泥のようで、少量の水を加えて練ると粘り気が強くなり、自由に成形することができる粘土。 粘土の最も重要な使い道と言えば、やはり陶磁器ですね。 粘り気があるおかげで器などの […] 続きを読む