「トゲトゲだけどウニじゃない」まるで繊細なガラス細工。スコレス沸石 更新日:2024-11-14 鉱物 繊細なガラス細工のように美しい鉱物 細長い結晶が丸い形にびっしりと集まっていて、その姿はトゲトゲのウニや、栗のイガを連想させます。色が白いので、さすがに間違えることはないのですが、鉱物の形としてはとても変わっていますね。 […] 続きを読む
「綿毛のようにフワフワだけど……」気になるオーケン石の触り心地 更新日:2024-11-13 鉱物 タンポポの綿毛? ウサギのしっぽ? フワフワとした綿毛(わたげ)のように見えますが、実はこれも鉱物です。名前はオーケン石。 「綿毛」といえば、身近なところではタンポポの綿毛が思い浮かびますね。フッと息を吹きかけて、風に飛 […] 続きを読む
「スイカというより金太郎飴?」トルマリンの変わり種、ウォーターメロン 更新日:2024-11-12 鉱物 2色のリチア電気石につけられた宝石名 「トルマリン」の宝石名で知られるリチア電気石には、緑、ピンク、赤紫、青など、さまざまな色のものがあります。そして、これらの色が組み合わさって、2色や3色の結晶になることもしばしば。 […] 続きを読む
「色も形もマスカット?」国産の“葡萄石”は名前負けしてるかも…… 更新日:2024-11-11 鉱物 表面のツルツル感と、半透明の黄緑色 淡い黄緑色の丸いかたまりが、何となくマスカットのようですね。丸いかたまりで見つかる鉱物は他にも結構ありますが、表面の凸凹が少なく、半透明の黄緑色で、ここまでマスカットらしく見える鉱物は […] 続きを読む
「キノコの化石じゃありません!」松茸水晶、またの名をセプタークォーツ 更新日:2024-11-07 鉱物 松茸のような、シメジのような…… まるでキノコのように見えますが、これも石です。石といっても「キノコの化石」というわけではなく、水晶の一種。 このような水晶は、日本では「松茸水晶(まつたけすいしょう)」という変種名で呼ば […] 続きを読む
「酢味噌じゃないよ、スミソナイト!」菱亜鉛鉱の独特のイエロー 更新日:2024-11-07 鉱物 イギリスの化学者が名前の由来 色が酢味噌(すみそ)みたいだからスミソナイト……というわけでは決してありません。名前の由来は、イギリスの化学者、また鉱物学者のジェームズ・スミソンです。 スミソナイトの日本語の鉱物名は「菱亜 […] 続きを読む
「料理に使うミョウバンとは無関係です……」明礬石とミョウバンの違い 更新日:2024-11-06 鉱物 成分が似ているだけ 「明礬(みょうばん)」といえば、お料理に使うミョウバンを思い浮かべる人が多いと思います。煮物の形を崩れにくくしたり、漬物の色を美しくしたりするのに使われる、あれです。あるいは、理科の自由研究で「ミョウ […] 続きを読む
「元祖キラキラネーム!?」没後200年記念のモーツァルト石 更新日:2024-11-05 鉱物 モーツァルトの没後200年目に発見された鉱物 赤褐色でやや透明感のあるこの鉱物の名前は、モーツァルト石(もーつぁるとせき)。クラシック音楽の作曲家として有名な、あのモーツァルトにちなんで名づけられた鉱物です。 モーツアル […] 続きを読む
「地球を好きな人が地球を守る」地球科学コミュニケーター/写真家 渡邉克晃(初出:『佼成』2023年11月号) 更新日:2024-11-05 自分のこと 私が地球の自然、とりわけ岩石や地層に目を向け続けるのは、地球自身の生み出す美しさがそこに凝縮されているように感じるからです。硬くて、ひんやりとしていて、静かで、力強い。そんな美しさです。写真を通して、普段の生活では気づく […] 続きを読む
「有名人に名前が似ているせいで……」ラズーライトとラズライトは別の石 更新日:2024-11-01 鉱物 ラピスラズリの「ラズライト」とはまったく別の鉱物 ラピスラズリという、12月の誕生石にもなっている有名な宝石がありますね。群青色と呼ばれる独特の青色が美しいこの宝石は、鉱物としてはおもに「ラズライト」でできています。ラズ […] 続きを読む
「昔の名前で出ています」“テレビ石”の愛称で知られる曹灰硼石 更新日:2024-10-31 鉱物 文字が映し出される不思議な石 テレビ石(てれびいし)は無色透明で、動物の毛のように細長い結晶がびっしりと並んだ鉱物です。この鉱物を、結晶の伸びの方向と垂直に切り出して厚めの板を作り、文字が書かれた紙の上に置いてみます。す […] 続きを読む
「残念ながら電球はつけられません」電気石の“電気”は静電気 更新日:2024-10-30 鉱物 静電気を発生させる石 この鉱物が「電気石(でんきせき)」と呼ばれるのは、名前の通り電気を発生させる石だから。といっても、「電池のような石」というわけではなく、残念ながら、電気石の両端に豆電球をつないでも、明かりをつけるこ […] 続きを読む