古墳の壁画から江戸時代の名画まで。鮮やかな色彩を生み出す石の粉 更新日:2023-01-10 鉱物 高松塚古墳の壁画を彩る岩絵具 石室の壁に描かれた色鮮やかな女子群像が有名な、奈良県の高松塚(たかまつづか)古墳。 藤原京に都があった時代(694年~710年)に造られた古墳で、極彩色の壁画が発見されたのは1 […] 続きを読む
爪よりも軟らかい不思議な石たち。滑石と葉蝋石は粘土鉱物の集合体 更新日:2023-01-10 鉱物 石には硬いイメージがありますが、中には人間の爪よりも軟らかいちょっと変わったものもあります。 その代表が、粘土でできた滑石(かっせき)と葉蝋石(ようろうせき)。 どちらもロウソクのようなすべす […] 続きを読む
放射性廃棄物の地層処分では、粘土の壁が強力な「閉じ込めバリア」に 更新日:2023-01-12 鉱物 「核のゴミをどうするか」問題 原子力発電に賛成の人も反対の人も、必ず考えなければならない問題があります。 それは、原子力発電所から出た放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」をどう処分するか、という問題。 これか […] 続きを読む
化粧品にも粘土は欠かせない。乳液、ファンデーション、泥パックなど 更新日:2024-11-02 鉱物 粘土がなくては化粧品の半数以上は作れない 粘土というのは、一般には粘り気のある土のことですが、地質学では「粘土鉱物」と呼ばれる微細かつ層状の一群の鉱物のことを指します。 よく知られているように、化粧品にも粘土(粘土鉱物) […] 続きを読む
カラー刷りの光沢紙、意外と重いのは粘土が塗られているから 更新日:2023-01-10 鉱物 光沢紙の重さは上質紙の1.3倍以上 スタイリッシュでおしゃれな雑誌、企業のカタログやパンフレット、学校で使う資料集や教科書など、フルカラーの印刷物をちょっと思い浮かべてみてください。 表面がツルツルで、光沢 […] 続きを読む
粘土あっての陶磁器、陶磁器あっての日本文化。粘土は貴重な天然資源 更新日:2023-01-10 鉱物 陶磁器の原料としての粘土 キメの細かい泥のようで、少量の水を加えて練ると粘り気が強くなり、自由に成形することができる粘土。 粘土の最も重要な使い道と言えば、やはり陶磁器ですね。 粘り気があるおかげで器などの […] 続きを読む
岩を食べる植物たち。土がなくても元気なのは、根から生える菌のおかげ 更新日:2023-01-10 地形 花崗岩とマツの木が織りなす美しい景観 身近な岩石に、花崗岩という白くて硬い岩石があります。 急峻な渓谷や海岸に露出している花崗岩の巨石を見ると、しばしば岩から直接マツの木が生えているのですが、そういう風景を […] 続きを読む
沖縄の「星の砂」はサンゴ礁に住むアメーバの殻 更新日:2023-01-10 地形 星の砂の正体はアメーバの殻 沖縄みやげの「星の砂」は、5〜6本の突起が生えた直径2mmほどの砂つぶです。 色は白っぽいベージュから淡いオレンジで、その形の美しさから観光客にとても人気があります。 星の砂が採 […] 続きを読む
世界で最も硬いダイヤモンド。何を使って研磨しているの? 更新日:2023-01-10 鉱物 鉄は鉄によって研がれる 世界で最も硬い物質であるダイヤモンドは、他の何物によっても傷をつけることができません。 この硬さのゆえに、石材の研磨などでダイヤモンドは重宝されています。 それでは、ダ […] 続きを読む
てかてかツルツルの石材は、ダイヤモンドの粉で研磨してつくる 更新日:2023-01-06 岩石 鏡のように磨き上げられた街中の石材たち 谷川や海岸で見つけたきれいな石を、ツルツルに磨いた経験はありますか。 「耐水ペーパー」という研磨用のシートを使って水で磨いていくのですが、目の粗いシートから始めて、徐 […] 続きを読む
真珠は極薄サイズの鉱物片が積み重なった宝石。その薄さ、光の波長並み 更新日:2023-01-06 鉱物 バイオミネラルが持つ微細な構造 銀白色の下地にうっすらと虹色の光沢を持つ真珠は、数ある宝石の中でもちょっと特殊な存在です。 ダイヤモンドやルビーが地下の岩盤の中で作られる鉱物であるのに対し、真珠は、生物の体 […] 続きを読む
原発の燃料と天然ウラン、同じウランでも同位体の割合が違う 更新日:2023-01-06 鉱物 原子力発電にはウランの核分裂が必要 原子力発電の燃料と言えば、ウランですね。 原子力発電所では、ウランの核分裂反応の熱によって水を沸騰させ、その蒸気でタービンを回し、発電しています。 核分裂反 […] 続きを読む